NEOM、ザ・ラインの新たなパートナーシップを発表

5,000億ドルの巨大都市NEOM 発表した。“ザ・ライン “の開発を加速させるため、世界をリードする企業との新たなパートナーシップを発表した。NEOMは フラッグシップ・プロジェクトサウジアラビアのビジョン2030の旗艦プロジェクトであるNEOMは、人々の生活や環境との関わり方を変革することを目指している。また、2030年までに年間1億5,000万人の観光客を誘致するという広範な目標にも合致している。NEOMの中心は「ザ・ライン」であり、900万人を収容しながら二酸化炭素排出量を残さないように設計された直線都市である。ザ・ラインは、海抜500メートル、幅200メートルの鏡張りの建造物を特徴とする。さらに、100％再生可能エネルギーで運営され、95％の土地は自然のために利用される計画だ。このような意図により、住民はきれいな空気と一年中快適な気候を楽しむことができる。さらにこのプロジェクトは、テクノロジー、持続可能性、人間の幸福に焦点を当てることで、都市空間を再定義するものである。

NEOMの新たなパートナーシップ

NEOMは開発を続けるため、世界的に有名なデルガン・マイスル・アソシエイテッド・アーキテクツ（DMAA）とゲンスラーと提携した。さらに、都市インフラエンジニアとしてモット・マクドナルドとも協力する。これらの新たな協力関係は、ザ・ラインの設計と建設を強化することを約束するものだ。これらのパートナーは、それぞれ独自の専門知識をもたらしてくれる。受賞歴のあるオーストリアの建築設計事務所DMAAは、都市空間への革新的なアプローチで有名だ。ロジスティクス、モビリティ、微気候、エコロジー、そして持続可能性に関して、サウジアラビアのさまざまなセクターと協力する予定だ。持続可能な建築の世界的リーダーであるゲンスラーは、ザ・ラインの環境への影響とエネルギー効率を最大限に高めることに注力する。一方、エンジニアリング・コンサルタントで信頼の厚いモット・マクドナルドは、複雑なインフラの課題を管理する。これらのパートナーシップは、NEOMが開発の次の段階に移行する上で極めて重要である。これらの企業の専門知識を結集することで、プロジェクトは建設スケジュールを早めることを目指している。「ザ・ラインの開発と建設が進む中、第一段階を実現するために、世界有数の都市設計とエンジニアリングの専門知識をもたらすユニークなパートナーシップを確立しました」と、ザ・ラインの最高開発責任者であるデニス・ヒッキーは述べた。「コラボレーションはこの核となるものであり、都市全体のベストプラクティスグループは、イノベーションによって都市の検討、設計、建設方法を永遠に変えることができることを示すものです。これはNEOMのビジョンと世界的な野心を反映しています」と付け加えた。

リーダーシップ・リフレッシュ

こうしたパートナーシップに加え、NEOMは最近、指導体制の変更を発表した。取締役会は、意思決定を合理化し、プロジェクト遂行を強化するため、新たな幹部を任命した。こうした戦略的変更はNEOMの成長を促進し、重要なマイルストーンをより早く達成することを可能にすると期待されている。国際的なパートナーシップを促進することで、NEOMは海外からの投資を呼び込むだけでなく、雇用創出や知識の移転も推進している。このような専門知識と資源の流入により、サウジアラビアは持続可能な開発における世界的リーダーとしての地位を確立することが期待される。さらに、こうした努力は、NEOMがサウジアラビアの広範な社会的・経済的目標に貢献することにもつながる。

NEOMの今後

NEOMは今後もパートナーシップのネットワークを拡大していく予定である。また、最先端技術と持続可能な手法の活用にも引き続き重点を置く。ザ・ラインの開発の次の段階には、デザイン要素の最終決定と大規模な建設の継続が含まれる。ロードマップと強力なパートナーシップにより、NEOMは大きく前進する態勢を整えている。

写真X/NEOM